RoomClipといえば、インテリアやライフスタイルをシェアするSNSとして、多くのユーザーに親しまれていますが、その進化形が「RoomClip住文化研究所」です。この新しい取り組みは、ユーザーの生活スタイルやインテリアに対するこだわりをデータ分析し、住まいの文化やトレンドを深く掘り下げるプロジェクトです。
主にBtoB向けに展開されていますが、僕たちユーザーからしてみても、生活者のトレンドや、投稿者のノウハウや工夫など、みんながどのようにQOLを上げているのかが垣間見れて非常に興味深いです。この記事では、RoomClip住文化研究所の魅力とその活動が私たちの日常にどのような影響を与えているのかを探ってみましょう。
RoomClip住文化研究所とは?
RoomClip住文化研究所は、RoomClipユーザーが投稿した数々のインテリアや暮らしに関する写真と情報を基に、住文化のトレンドを分析・研究する拠点です。膨大なデータを活用し、ユーザーのリアルな声や流行を把握することで、住まいに関する新しい発見やインスピレーションを提供しています。この研究所では、トレンド分析や生活スタイルの変化を追うだけでなく、今後の住まい方の提案や、新しいインテリアアイデアの発信を行っています。
最大の魅力は、ユーザーが実際に取り入れているインテリアや収納、生活スタイルの「リアルなトレンド」が、RoomClipの研究員さんたちの分析がセットで把握できることです。時代ごとに変わる人気のスタイルや色合いを、データを通して深掘りし、具体的な実例と共に紹介しています。これにより、一般的なカタログや雑誌とは異なる、リアルで共感できる暮らしのアイデアを提供しています。この記事ではその中からいくつかキーワードをピックアップして紹介します。
1.普及が遅い?どう広がっていく?2023 日本のスマートホーム事情
このブログでも取りあげているスマートホームは、世の中の変化共働き世帯の増加、シニア単身世帯の増加が確実視されるで、スマート家電・スマートホームの技術分野の活用は期待が高まり続けています。家庭における家事のサポートや一部の代替などが可能になるので、利便性・合理性はもちろん、それによる精神的・肉体的ゆとりが暮らしの豊かさをもたらしてくれます。
暮らしを彩るインテリアの新提案
RoomClip住文化研究所が発信する情報は、単なるトレンド分析に留まりません。実際にユーザーの声を反映した新しいインテリアアイデアや、ちょっとした工夫で空間をグレードアップする提案も充実しています。例えば、リビングを広く見せるレイアウトのヒントや、収納スペースを増やすアイデアなど、日々の暮らしをより快適にする具体的なアドバイスが満載です。これらの提案は、ユーザー自身が手軽に取り入れられるものばかりなので、すぐに実践できます。
上の表で興味深いのは、RoomClipユーザーのスマート家電の所有率の高さです。2023年の去年のデータですが、今年は、さらにこれが高まっているものと予想されるので、RoomClipユーザーが、どんなデバイスをどんな使い方をしているか、実際の写真やコメントでノウハウが垣間見えるので参考になることも多いと思います。
キッチン家電の多様化が加速中。新定番と、変化に迫られるその周辺キッチン家電の多様化が加速中。新定番と、変化に迫られるその周辺
コロナ禍でおうち時間が増え、僕たちの行動変容が起こりました。もうコロナによる制約が明けて1年以上経って、コロナ前に戻りつつありますが、共働き世帯の増加によって、時短家電、調理家電の種類は劇的に増えましたね。
RoomClipユーザーの投稿からも明らかですね。ちなみに、これに伴うおうちの困りも顕在化しています。①コンセント不足、②キッチン家電置き場不足、③セカンド冷凍庫(ストック用)の置き場問題、です。RoomClipユーザーの工夫を参考に、キッチンメーカーや住宅設計者の方たちにもこういったニーズを汲んでもらえるとよいですよね。
3.増加するゲーム人口と、整えられていく住まいのゲーミング空間
NINTENDOのファミリーコンピューターが誕生して40年(2023年)経つそうです。今となっては老若男女、テレビゲームだけではなくポータブルゲーム機、パソコンゲーム、スマホやタブレットでのゲームなど、多種多様に進化しています。今回は、その中でもおうちでのゲーム環境が子ローズアップされた記事の紹介です。
住文化研究所の分析では、5種類のゲーミング空間があるそうです。①ファミリーリビング型、②フリーアドレス型、③没入空間型、④多目的コーナー型、⑤ゲーマーカップル型。僕はこの中でも③と⑤に注目しています。
この2つに注目した理由は、「スマートホーム環境で快適な没入空間ができる」からです。ゲーム?というと趣味とか贅沢とか思われるかもしれませんが、「ながら家事」ができたら楽ですよね?料理しながら手が離せないときに、スマートスピーカーとスマートリモコンで家電を動かしたり、スマートインターホンで配達の応答をしたり。
「その場を動かずに他の操作ができる」というメリットと、もうひとつは、「アレクサ、ゲームモードにして」と、一声かければゲーミング環境が一発で整えられるように自分で設定できることです。スマート照明や指ロボット、スマートリモコンやスマートカーテンなどを一発で動かして、整えることができるんです。終わったときに「アレクサ、リセット」と、通常の室内環境に戻すことだってできるんです。(僕は自宅でシアターモード)をしています。
まとめ
「RoomClip住文化研究所」は、現代の暮らしをより豊かにするための貴重な情報源です。データ分析を通じて導き出されたインテリアのトレンドや、ユーザーから生まれた新しいライフスタイルの提案は、質の高い暮らしを求める人々にとって大きなインスピレーションとなります。あなたもRoomClip住文化研究所を活用して、自分らしい住まいをさらに魅力的にアップデートしてみませんか?
- 普及が遅い?どう広がっていく?2023 日本のスマートホーム事情
- キッチン家電の多様化が加速中。新定番と、変化に迫られるその周辺(2021.10.26)
- 増加するゲーム人口と、整えられていく住まいのゲーミング空間(2024.02.15)
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