CES2025振り返り③Hisense&TCL

CES報告第3弾も家電メーカーです。それくらい、グローバルではアジアの家電メーカーが世界のスマートホームを牽引しています。それではどうぞ!

Hisense「AI Your Home」

はい、例にそぐわずHisenseさんも「AI」です。AIを搭載したConnectLifeプラットフォーム(アプリ)でスマート家電を接続・制御して、自動空調管理による省エネや室内環境の最適化がフォーカスされてました。

この展示を観れば一目瞭然ですね。エネマネ、省エネをAIが管理してくれます。そしてもう一つ、特徴的だったのはリサイクルマテリアルを使たESG訴求です。これは他の大手家電メーカーではあまり見られなかった訴求です。スマートホームは、CO2削減もできてエコな取り組みだというのがわかると思います。

わかりやすかったスマートホーム展示

HisenseのブースはAIで管理できるスマート家電がわかり易く展示されてました。キッチン、リビング、ワークスペース、ランドリーと4シーンありましたが、特にキッチンとランドリーがわかりやすかったです。

まずはスマート冷蔵庫。扉にディスプレイがついているのは他メーカーも当たり前で、コントロールパネルになっています。冷蔵庫の設定だけでなく、ヘルプページやマニュアルも確認できるのは便利。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン3.mp4

続いてはスマートコンロ。これはわかりやすいですね。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン.mp4

続いてスマートオーブン。これも動画を見ていただければどんな機能なのかわかると思います。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン2.mp4

そしてスマート洗濯機。これも動画を見るとわかりますが、洗濯に使った水の量や電力が見える化されています。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマート洗濯機.mp4

AIで日常を再定義する

Hisenseはディスプレイやエンタメの展示コーナーもあり、そこには「Redefining Your Everyday Life with AI(毎日の暮らしをAIで再定義する)」と書いてありました。AIが暮らしにかかわることで、最適化=パーソナライズ化できるよよ言うメッセージです。

REGZAのブースでは、TVにAIボイスナビゲーターを搭載して、ユーザーとの会話を学習してレコメンドしてくれるかしこくなるTVが展示されていました。自分で全部やるのではなく、AIがサポートしてくれる。面倒なことや、自分の手が及ばないところから情報を引っ張ってきてくれたり、暮らしが助かりますね。

TCLのスマートホーム

TCLも大きなブースを構えていました。主にディスプレイに力を入れてましたが、インテリア性のあるテレビやスマートホーム関連もちゃんとあり、最先端が垣間見れました。下の写真はBANG&OLUFSENとのコラボモデルで、少し前に二子玉川蔦屋家電でも展示されてましたね。

以下のように、冷蔵庫や洗濯機がスマートホームとして展示されていました。

これだけではなく、特にフォーカスされていたのは「スマートロック」と「スマートカメラ」です。これは日本には来ていないので初めて見たプロダクトです。

スマートロックはここ数年で劇的に進化していますが、今回特徴的だったのは「静脈認証」がたくさんのメーカーで搭載されていたことです。以下の動画は静脈認証で解錠している様子です。

日本では後付けスマートロックの方が勢いがあり、NFCカードキーやタッチパネル、指紋認証が多いですが、静脈認証だと触れる必要がないのと、指紋だと冬場かさついたり、水仕事で手が荒れていたりすると使い物になりませんが、成長しても手が荒れていてもほぼ関係なく認証することができる技術のようです。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/TCL静脈認証.mp4

まとめ

一気に2メーカーのポイントを解説しましたが、3回にわたってお届けしたスマートホームを牽引するスマート家電、少しは体感いただけたでしょうか?

SUMSUNGはスマホやモニターがメイン、LGの家電は日本でも売られていますが、TV以外はスマートホームあまり関係ないし、Hisenseもテレビや洗濯機はあってもあまりスマート化されたものは日本に来ていませんし、TCLも決してメジャーではありませんが、中国、韓国の家電メーカーが日本を通り越してこれだけ世界でスマートホームを牽引しているんです。日本が取り残されているのが悔しいですね。

おまけ

Hisenseブースにて。ルービックキューバーのDylan Sadiq氏が実演でHisenseロゴ作ってました。

CES2025振り返り②LG「Affectionate Intelligence(愛情あふれる気遣いができるAI))」

前回はSUMSUNGのスマートホームについてレポートしてみました。今回は引き続きスマート家電系のレポートです。

LG「Life’s Good」

日本ではスマートテレビでおなじみのLG。LGも例年スマートホームの展示を行っています。彼らはスマートホームのことをすでにスマートホームとは言わず、「AI HOME」と謳っています。また、スマートホームに搭載するAIは、人工知能(Artificial Intelligence)ではなく、「Affectionate Intelligence(愛情あふれる気遣いができるAI))」と表現しており、人工的なAIではなく、人間的なAIによる住まいの快適化を目指しています。素敵なコンセプトですね。

AI搭載スマートホームプラットフォーム「ThinQ」

LGは独自の大規模言語モデル(LLM)「FURON」を開発し、ホームプラットフォーム「ThinQ」に統合しました。これにより、家電やIoTデバイスがより賢く連携する環境を構築しました。LGは2024年7月にオランダのスマートホーム企業AthomのHomeyというスマートホームハブをLGの家電の統合ハブにしています。

以下の画像にも書いてありますが、ThinQ ONから操作できるMatter規格対応のスマート家電やIoTデバイスの数は、2025年1月時点で200ブランド/5万製品を超えるそうです。

LGはこれを搭載した音声入力デバイスも開発しています。LG製品以外のスマート家電・IoTデバイスも一括管理可能で、家全体のエネルギー消費や家事の効率化を支援してくれたり、ユーザーの好みに応じたカスタマイズもできるようです。

これらでコントロールできる家電たちの上位モデルのLG SIGNATUREの展示も盛り上がってました。

洗濯機や冷蔵庫もそうですが、一番盛り上がってたのはキッチンですね。今回CESでとても感じたことは、キッチンが家電のくくりで当たり前に取り扱われていることでした。

一番人だかりができていたのがこのオーブン。IHの下にあるオーブン内にカメラがあって、料理の状態が開けずともわかるようになっています。また、レンジフード側にもカメラがあって、コンロを上部から映せるので、料理を作る動画なども撮れるようになっています。

LGのスマートホーム展示

SIGNATURE展示の他、盛り上がっていたのはスマートホーム展示です。家族が暮らす住まいの1日をストーリー仕立てで表現するデモがありました。外出すると自動で消灯してロボット掃除機が掃除を始めてくれたり、AIスピーカーが出かけるときに雨予報なら傘を持っていくように声をかけてくれたりします。これはわかり易いですよね。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/LG-AI-HOME.mp4

これとは別に、LGが目指すスマートホームの世界観を表現する展示がありました。ローンチ予定が決まっているわけではないのですが、AI搭載カメラが人の行動や表情を読み取ってアシストしてくれる機能です。

デスクに座ってパソコンを広げてタイピングしている様子を見て照明を調整してくれたり、室温管理してくれたり。以下は寝室でのデモですが、これも睡眠管理や起床時などのアシストをしてくれるデモでした。画像では見切れていますが、起床時にウォーターサーバーで水を入れるかの提案をしてくれたりします。まさに「愛情深い知性」を表現した展示だなと思いました。

まとめ

今回は第2弾としてLGの展示の紹介でした。全て自分でやらないと快適な環境が作れないアナログな家から、AIが家に入り込むだけで、僕たちの暮らしをアシストしてくれるようになり快適で豊かな暮らしが送れるようになるのは、体験したいものです。もっと日本のスマートホームもアップデートされてほしいですね。

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