CES2025⑤期待の最新技術「ワイヤレス給電」

暮らしのQOLを上げるためのテック情報をご紹介する「QOL向上生活」。今回はCES2025で見てきた最新テクノロジーをご紹介します。

家電の困りはやっぱり電源がないと使えないこと、バッテリー搭載家電なら電池残量がなくなってしまうと使えなくなることですよね。今回ご紹介する技術は、そんな心配ご無用で、ケーブルレスで半永久的に光で発電できる技術です。しかも屋外の太陽光だけでなく、室内の蛍光灯の光で発電できて、しかもすでに実用化されている技術です。それではどうぞ!

蛍光灯の光でも発電できるPowerFoyle

CESのLVCCの会場のノースホールに出典されていたPowerFoyle。スウェーデンのストックホルムにある会社です。ここには最先端のワイヤレス給電の仕組みが展示されていました。単純にご説明すると最先端の太陽光発電でしょうか。

どんなものかというと、こんな感じのものです。太陽光パネルの家庭用みたいなイメージでしょうか。実はこれ、室内の蛍光灯の光で発電するそうで、給電用のバッテリーをデバイスに積めば、暗くても8時間くらいは動作するそうで、半永久的に使えるサステナブルな技術です。画像の通りいくつかのテクスチャデザインがあります。

裏には基板があって、これで蛍光灯の光を動力に変えています。↓の画像にあるように、テレビなどのリモコンの表面の一部や全体にこのシートを使って、既に実用化されています。

ちなみに、リモコンのような小電力だけでなく、ヘッドホンやスピーカーの天面にも使っていて、それなりの電力も使える様子。室内用だけではなく、屋外用で、サイクリング用のヘルメットに使ったりもできるみたいです。

最後に公式のYouTubeチャンネルから動画を引用しておきます。早く日本にも広まってほしいですね。

出典 https://youtu.be/E5N5azGNasY?si=vJBAYXhjBAhkNASM
出典 https://youtu.be/WUH0PpNiBbM?si=_aQYQnHdE6S4p0p9

無線技術を使った長距離ワイヤレス充電「Powercast」

短距離から長距離、マイクロワットからキロワットまで、無線技術(RFワイヤレス給電)を提供している会社です。

現地でもいくつかデモを見せてもらいました。

この拡大した写真の4つのデバイスが発電(RF発電)をする側の機器です。915MHz帯でエネルギーを送電し、展示会場にもありましたが、スマートカメラやスマートロックの動力も確保できるみたいです。これができるとスマートカメラのケーブル問題が解決できるので、個人的にももっと普及してほしい技術ですね。

  • RF電力:無線通信でトランスミッター(送信機)から、レシーバーチップが搭載されたデバイス側に送電。複数のデバイスを長距離充電できる。Wi-Fiのように、トランスミッターの送信範囲に入ると自動的に受電
  • Smartinductive:磁場を用いた電力伝送で、より距離を長く、多くの電力を供給できるシステム。電力だけでなくデータ通信も可能。
出典 https://www.powercastco.com/rf-power/

以下は公式サイトから引用した。SmartInductiveという技術を用いたワイヤレス給電で、40Wから600Wまでワイヤレスで送電する技術があるみたいです。現在世界で8億台以上のスマホ、4,000万個の組み込みアクセサリ、800万台の自動車に搭載されているようです。

出典 https://www.powercastco.com/smartinductive/

Qi規格の団体が発表した新しいキッチン給電「Ki」

最後のご紹介するのは、iPhoneユーザーの方はよくご存じの「Qi(チー)」の規格を管理している団体が、2024年に発表し、今年2025年から正式リリースされるキッチンのワイヤレス給電「Ki(キー)」です。

Qiは最新バージョンがv2.1で、特に車載の充電で、多少のずれがあっても、Qiの発電側のコイルが動いて合わせに来てくれる仕組みが展示されていました。

そんなコンソーシアムが満を持して発表したキッチン給電Kiは、コンセントに差し込む代わりに、家電製品をKiトランスミッターの上に置くだけで、磁気誘導によって電力が供給され、トースターやケトル、ミキサーなどの最大2.2kwの大容量の電気を、Qiと同様の技術で給電する仕組みです。

これ、すごいと思いませんか?要は、家電側にコイルが仕込まれてて、IHコンロの上に置くと電源がONになるんです。コンセントが不要になるので、漏電とか汚れたりとか片づけるときにすっきりシンプルで安全なんです。これは早く実用化されてほしい!と思ったら、2025年に正式リリースだそうです。

PHILIPSやSAMSUNGなどグローバル大手家電メーカー30社が参画しているそうです。キッチン側にこの仕組みが入ってないとどうにもならないですが、コンロの入れ替えでできるので、対応コンロや対応家電が増えてくると便利ですね。

英語ですが公式YouTubeから動画を拝借しておきます。

まとめ

いかがでしたか?電源コードがなくなるケーブルレス給電なんて夢のような話だと思っている方も多いと思いますが、最新技術はここまで来ています。なんとワクワクする技術でしょう。普段の暮らしが便利で快適になる=ストレスがなくなりQOLが上がる世の中はもうすぐそこまで来ています!

CES2025④未来の車は電動ホームに

テクノロジーを活用してQOLを上げていこう!というこのブログ。CESで見てきた面白い展示を紹介していこうと思います。

AIトランスフォーマー住宅「AC FUTURE」

今回のCESで一番度肝を抜かれたのがこのAC FUTURE(公式サイト https://acfuture.com/index.html)の展示でした。アメリカ初の運転可能なAIトランスフォーマー住宅で、運転できるモデルが展示されていました。HPを見てみると牽引モデルなど全3種あるようですが、展示されていたのは「AI-THd」という車輪付きモデルです。写真を見てもわかるように、車なのに超巨大ですww

このプロダクトの特徴は、以下になります。

  • 大容量ソーラー/水回収/大気水生成/太陽熱温水器/水のリサイクル/高効率気候制御/クラス最高の水ろ過システム
  • インターネット接続/AI制御/スマートホームコントロール
  • キッチン、冷蔵庫、洗濯機、シャワーブースを備える
  • リビングと寝室が拡張(拡張比はほぼX2サイズ(195平方フィートから400平方フィート、家具は収納式)
  • EVまたはディーゼル按針
  • 2026年12月に販売開始予定で予約中。$328,000(約4,660万円)

リビングと寝室が拡張??と思うかもしれませんが、実際拡張します。車体が横と後ろに伸びる感じ。中に人が何人かいるのがわかると思いますが、すんごい広いです。

これがコントロールパネルです。太陽光発電を積んでいて、水のろ過システムも積んでるので、オフグリッドに使えるそう。

メーカーのHPにCESで展示されていたものの動画があったので拝借して置いておきます。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/AC-Future-CES.mp4
出典 https://acfuture.com/ai-thd.html

もひとつ公式サイトのTOPからイメージ動画お借りします。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/AC-Future.mp4
出典 https://acfuture.com/

気になる価格は・・・?

全部で3つのモデルがあって、それぞれこれくらいの価格($1=¥150円で計算)です。

  • AI-THu THE HOME・・・$108,000(約1,620万円)
  • AI-THt THE TRAILER・・・$148,000(約2,220)
  • AI-THd THEDRIVABLE・・・$328,000(約4,920万円)

まとめ

いかがでしたか?僕は、キャンピングカーが進化して、車がネットワークにつながる家になると思ってましたが、その時代がいよいよ来たようです。実は去年の夏に、SHARPもコンセプトモデルで「LDK+」というモデルを出してるんですよね。リビングの拡張というコンセプトです。変な話、これがあれば不動産としての家は不要になるかもしれません。

出典 https://www.youtube.com/watch?v=LU6RIE1VCSk

CESで見かけた面白いものをいくつかご紹介していきます。日本ではお目にかかれない最先端テクノロジーが、いろんなジャンルで見れるCES。膨大なインプットでしたが、刺激的でワクワクします。

CES2025振り返り③Hisense&TCL

CES報告第3弾も家電メーカーです。それくらい、グローバルではアジアの家電メーカーが世界のスマートホームを牽引しています。それではどうぞ!

Hisense「AI Your Home」

はい、例にそぐわずHisenseさんも「AI」です。AIを搭載したConnectLifeプラットフォーム(アプリ)でスマート家電を接続・制御して、自動空調管理による省エネや室内環境の最適化がフォーカスされてました。

この展示を観れば一目瞭然ですね。エネマネ、省エネをAIが管理してくれます。そしてもう一つ、特徴的だったのはリサイクルマテリアルを使たESG訴求です。これは他の大手家電メーカーではあまり見られなかった訴求です。スマートホームは、CO2削減もできてエコな取り組みだというのがわかると思います。

わかりやすかったスマートホーム展示

HisenseのブースはAIで管理できるスマート家電がわかり易く展示されてました。キッチン、リビング、ワークスペース、ランドリーと4シーンありましたが、特にキッチンとランドリーがわかりやすかったです。

まずはスマート冷蔵庫。扉にディスプレイがついているのは他メーカーも当たり前で、コントロールパネルになっています。冷蔵庫の設定だけでなく、ヘルプページやマニュアルも確認できるのは便利。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン3.mp4

続いてはスマートコンロ。これはわかりやすいですね。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン.mp4

続いてスマートオーブン。これも動画を見ていただければどんな機能なのかわかると思います。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマートキッチン2.mp4

そしてスマート洗濯機。これも動画を見るとわかりますが、洗濯に使った水の量や電力が見える化されています。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/Hisenseスマート洗濯機.mp4

AIで日常を再定義する

Hisenseはディスプレイやエンタメの展示コーナーもあり、そこには「Redefining Your Everyday Life with AI(毎日の暮らしをAIで再定義する)」と書いてありました。AIが暮らしにかかわることで、最適化=パーソナライズ化できるよよ言うメッセージです。

REGZAのブースでは、TVにAIボイスナビゲーターを搭載して、ユーザーとの会話を学習してレコメンドしてくれるかしこくなるTVが展示されていました。自分で全部やるのではなく、AIがサポートしてくれる。面倒なことや、自分の手が及ばないところから情報を引っ張ってきてくれたり、暮らしが助かりますね。

TCLのスマートホーム

TCLも大きなブースを構えていました。主にディスプレイに力を入れてましたが、インテリア性のあるテレビやスマートホーム関連もちゃんとあり、最先端が垣間見れました。下の写真はBANG&OLUFSENとのコラボモデルで、少し前に二子玉川蔦屋家電でも展示されてましたね。

以下のように、冷蔵庫や洗濯機がスマートホームとして展示されていました。

これだけではなく、特にフォーカスされていたのは「スマートロック」と「スマートカメラ」です。これは日本には来ていないので初めて見たプロダクトです。

スマートロックはここ数年で劇的に進化していますが、今回特徴的だったのは「静脈認証」がたくさんのメーカーで搭載されていたことです。以下の動画は静脈認証で解錠している様子です。

日本では後付けスマートロックの方が勢いがあり、NFCカードキーやタッチパネル、指紋認証が多いですが、静脈認証だと触れる必要がないのと、指紋だと冬場かさついたり、水仕事で手が荒れていたりすると使い物になりませんが、成長しても手が荒れていてもほぼ関係なく認証することができる技術のようです。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/TCL静脈認証.mp4

まとめ

一気に2メーカーのポイントを解説しましたが、3回にわたってお届けしたスマートホームを牽引するスマート家電、少しは体感いただけたでしょうか?

SUMSUNGはスマホやモニターがメイン、LGの家電は日本でも売られていますが、TV以外はスマートホームあまり関係ないし、Hisenseもテレビや洗濯機はあってもあまりスマート化されたものは日本に来ていませんし、TCLも決してメジャーではありませんが、中国、韓国の家電メーカーが日本を通り越してこれだけ世界でスマートホームを牽引しているんです。日本が取り残されているのが悔しいですね。

おまけ

Hisenseブースにて。ルービックキューバーのDylan Sadiq氏が実演でHisenseロゴ作ってました。

CES2025振り返り②LG「Affectionate Intelligence(愛情あふれる気遣いができるAI))」

前回はSUMSUNGのスマートホームについてレポートしてみました。今回は引き続きスマート家電系のレポートです。

LG「Life’s Good」

日本ではスマートテレビでおなじみのLG。LGも例年スマートホームの展示を行っています。彼らはスマートホームのことをすでにスマートホームとは言わず、「AI HOME」と謳っています。また、スマートホームに搭載するAIは、人工知能(Artificial Intelligence)ではなく、「Affectionate Intelligence(愛情あふれる気遣いができるAI))」と表現しており、人工的なAIではなく、人間的なAIによる住まいの快適化を目指しています。素敵なコンセプトですね。

AI搭載スマートホームプラットフォーム「ThinQ」

LGは独自の大規模言語モデル(LLM)「FURON」を開発し、ホームプラットフォーム「ThinQ」に統合しました。これにより、家電やIoTデバイスがより賢く連携する環境を構築しました。LGは2024年7月にオランダのスマートホーム企業AthomのHomeyというスマートホームハブをLGの家電の統合ハブにしています。

以下の画像にも書いてありますが、ThinQ ONから操作できるMatter規格対応のスマート家電やIoTデバイスの数は、2025年1月時点で200ブランド/5万製品を超えるそうです。

LGはこれを搭載した音声入力デバイスも開発しています。LG製品以外のスマート家電・IoTデバイスも一括管理可能で、家全体のエネルギー消費や家事の効率化を支援してくれたり、ユーザーの好みに応じたカスタマイズもできるようです。

これらでコントロールできる家電たちの上位モデルのLG SIGNATUREの展示も盛り上がってました。

洗濯機や冷蔵庫もそうですが、一番盛り上がってたのはキッチンですね。今回CESでとても感じたことは、キッチンが家電のくくりで当たり前に取り扱われていることでした。

一番人だかりができていたのがこのオーブン。IHの下にあるオーブン内にカメラがあって、料理の状態が開けずともわかるようになっています。また、レンジフード側にもカメラがあって、コンロを上部から映せるので、料理を作る動画なども撮れるようになっています。

LGのスマートホーム展示

SIGNATURE展示の他、盛り上がっていたのはスマートホーム展示です。家族が暮らす住まいの1日をストーリー仕立てで表現するデモがありました。外出すると自動で消灯してロボット掃除機が掃除を始めてくれたり、AIスピーカーが出かけるときに雨予報なら傘を持っていくように声をかけてくれたりします。これはわかり易いですよね。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/LG-AI-HOME.mp4

これとは別に、LGが目指すスマートホームの世界観を表現する展示がありました。ローンチ予定が決まっているわけではないのですが、AI搭載カメラが人の行動や表情を読み取ってアシストしてくれる機能です。

デスクに座ってパソコンを広げてタイピングしている様子を見て照明を調整してくれたり、室温管理してくれたり。以下は寝室でのデモですが、これも睡眠管理や起床時などのアシストをしてくれるデモでした。画像では見切れていますが、起床時にウォーターサーバーで水を入れるかの提案をしてくれたりします。まさに「愛情深い知性」を表現した展示だなと思いました。

まとめ

今回は第2弾としてLGの展示の紹介でした。全て自分でやらないと快適な環境が作れないアナログな家から、AIが家に入り込むだけで、僕たちの暮らしをアシストしてくれるようになり快適で豊かな暮らしが送れるようになるのは、体験したいものです。もっと日本のスマートホームもアップデートされてほしいですね。

CES2025振り返り①SUMSUNGのMAP VIEWがすごい!

少し間が空いてしまいましたがCESの振り返りです。一言で言うと、百聞は一見にしかず、、、というのはまさにそうだなと思います。

スマートホームはAI化が当たり前

一番大きなスマートホームの印象は、日本ではまだなじみがない「スマートホームのAI化」でした。そして、大手スマート家電がスマートホームを牽引しています。どういうことかというと、「家電やデバイスがネットワークにつながる」だけではなくて、「家電やデバイスがネットワークにつながったうえで、セキュリティも高く、さらにAIが最適化してくれる」ところまで進んでいるということです。

色んなメディアで一番最初に取りあげられるSUMSUNGですが、僕目線で簡単にまとめてみましたので、ご覧ください。

SAMSUNG「AI for ALL」

SAMSUNGは「AI FOR ALL」というコンセプトで、全てにAIが関わっていることを強調していました。

今回のブースで大きくこの4つが展示PRされていました。最初にセキュリティが来るのが印象的。それは当たり前かもしれないですが、インターネットにつながるだけで個人情報や生活データを扱うわけで、強固なセキュリティが大前提。安心して使ってね、という話ですね。

そして、次は「簡単に接続できる」ということ。自分でいろいろやろうと思うと、セットアップが面倒ですが、スマホにアプリがあれば、対応デバイスの近くなら、「つながってないデバイス/家電があるよ」と教えてくれて、ユーザーはつなげるかどうかを意思決定するだけ。つながったデバイスの近くに来たら、スマホが簡易的なリモコン画面を出してくれる(Quick Remote)、といった具合に、こちらからのアクション=面倒が少なくなります。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/quickremote.mp4

また、自分で設定したスマートホームを家族やゲストに簡単にシェアできる「QR invitation」という機能もあります。これは、今の日本でいうと、Alexaアプリだと同じアカウントで使うとか、他のスマートホームアプリだと家族権限のような子アカウントを設定することでしか使えないことが多いですが、簡単にスマートホームをシェアできるので、詳しくない家族がいたら導入ハードルを下げられるんですよね。よく考えられてます。

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/QRinvi.mp4

SUMSUNG [MAP VIEW]で家がスマホに!

そして、特徴的なのが「MAP VIEW」という機能。これは家の図面を造って立体化させて、そこに家電やデバイスを配置できるというものです。こんな感じ↓。

これができると何が便利かというと、「家全体の状態」が「ひと目(1画面)」で分かり、かつ「コントロール」できることです。(MAP VIEW https://partners.smartthings.com/map-view

去年のCESで発表・ローンチされたようですが、これって結構画期的だと思います。AlexaアプリやGoogle Homeアプリなどを使っている方はわかると思うんですが、デバイス一覧が並ぶとごちゃごちゃ、画面上で設定したゾーンやエリアはわかっても中身はひとつ進まないと別階層になっているんですね。

スマートホームの普及が進むアメリカでは、1世帯平均16 台の接続デバイスがあり、デバイスが増えても自動追加されるので管理手間が削減できるのと、これがひと目でわかるのはすごい!ということで、僕も自宅でやってみました。まず、アプリをダウンロードしてセットアップを開始すると以下のようなチュートリアルが。

スマート照明があれば、どの部屋の電気がついてるか、温湿度センサーがあれば部屋ごとの室温や湿度、スマートカメラがあればその画像がわかるようになっていて、例えばカメラはその画像を触るとスマートカメラの画面に、照明器具や家電の状態アイコンを触ればそのデバイスのコントロール画面に飛びます。

まず始めに自宅の間取り画像を読み込みます。図面の写真読み込みでも、手書き間取りでもできます。すると2Dで間取りが自動生成されるので、歪んだ箇所などを治します。これも簡単です。

平面図ができたら3D化されます。その後、デバイス追加に進むと、電源が入っているコントロール対象デバイスを探してくれます。我が家では、数十個もスマートホームデバイスがあるのに、デスクに置いているYEELIGHTのテーブルランプしかSmart Thingsに対応していませんでした(泣)

デバイスが追加されたら動作確認をして、その次に3Dマップに配置します。一番右のキャプチャでわかるように、MAP VIEW上でON/OFF操作ができるのがわかると思います。これがテレビや照明、スマートカメラやドアホンなどこれで操作できるなんて、まさに「家がスマホ」ですね。日本でももっと使える対応家電やデバイスが増えてほしいものです。

AmazonにもMAP VIEWが!?

これを調べているときに見つけた情報で、実はAmazonでもMAP VIEWがあるらしいです。アメリカでiOS限定らしいですが。ほぼSUMSUNGのMAP VIEWと変わらzう、同時期にリリースされているようです。

音声操作せずともどこからでも照明のオン/オフを切り替えたり、ドアロックの確認が可能で、プラグ、カメラ、サーモスタットなど、Alexaに接続できるほとんどのデバイスが対応しているとのこと。これはマジで日本にも展開してほしい!

https://qolkoujyokeikaku.com/wp-content/uploads/amazon-Mapview.mp4
出典 Amazon MAP View https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=118801770011
出典 Amazon MAP View https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=118801770011

まとめ

このように、最先端のスマートホームは、日本で得られる情報よりもはるかに進んでいます。こんな家に住めたら・・・こんな家電があったら・・・と思うと日々の暮らしがワクワクしませんか?また続編上げていきますので乞うご期待!

スマートホームの最先端に触れてきます!~人生初のCES視察~

年末年始がバタバタしていてブログ更新滞っておりました・・・。しかも年明け早々風邪をひいてまだ完全復活前です・・・。が、明日の夜から仕事でCESに行かせていただくことになりました。

CESとは?

世界有数のテクノロジーイベントであるCESは、1967年に始まった「Consumer Electronics Show」で、毎年1月にラスベガスで行われる業界向けの展示会です。全米民生技術協会(Consumer Technology Association、CTA)が主催する電子機器の見本市で2025年1月7日から10日まで開催されます。今年の展示会では、人工知能(AI)、スマートホームテクノロジー、自動車など、さまざまな分野における重要な進歩にスポットライトが当たる予定です。

主催者は、今は「Consumer Electronics Show」という表現は控えており、インターネットでググったら「The Most Powerful Tech Event in the World」と公式サイトの紹介がありました。

日本語翻訳にすれば、HPが日本語で見れます。https://www.ces.tech/

展示分野

CESの今年の展示分野は以下で、視察のメインは⑰のスマートホームですが、僕はこの中でも特に④⑤⑥⑪⑫⑬⑯㉓も注目してみてきたいと思います。


①5G
②アクセシビリティ(Accessibility)
③AR/VR/XR
④人工知能(Aerificial Intelligence)
⑤コンテンツとエンターテイメント(Contents & Entertainment)
⑥デジタルヘルス(Degital Health)
⑦多様性と一体性(Deliversity &Inclusion)
⑧フィンテック(Fintech)
⑨フィットネス(Fitness)
⑩フードテック(Food Tech)
⑪ゲームとeスポーツ(Gaming & e-Spoets)
⑫ホームエンターテイメント(Home Entertainment)
⑬ライフスタイル(Lifestyle)
⑭マーケティングと広告(Marketing & Advertising)
⑮ロボット工学(Robotics)
⑯スマートシティ(Smart Cities)
⑰スマートホーム(Smart Home)
⑱宇宙技術(Space Tech)
⑲スポーツ(Sports)
⑳スタートアップ(Startups)
㉑持続可能性(Sustainability)
㉒旅行と観光(Travel &Tourism)
㉓自動車技術と先進モビリティ(Vehicle Tech &Advanced Mobility)

全世界のメディアが注目

「CES」とググるといろんなテック系メディアがあげている記事を見かけますが、業界向けの展示会なので、一般ユーザーの僕たちには縁が遠いように思えます。展示内容が最先端テクノロジーなのと、メディアもテック系メディアが中心なので、小難しいことを書いてますが、実はこれらが僕たちの暮らしを劇的によくしてくれるものも多いので、メーカーには頑張ってもらいたいものです。

去年はLGの透明ディスプレイが話題になりましたね。使っていないときに存在感をなくしてくれるテレビとして。

https://chizaizukan.com/news/6uOcsVGKL0F2AfbJrZM1ml/

これを、一般ユーザーである僕たちに伝える術が不足してるんですよね。ライフスタイル系メディアが解釈して伝えてくれるようにならないかな~と個人的には期待しています。

「The Verge」というアメリカのテック系メディアは、今年の注目にスマートホームをあげています。

https://www.theverge.com/2025/1/2/24334411/samsung-instacart-smart-fridge-partnership
https://www.theverge.com/2024/12/18/24324162/lg-qned-evo-zero-connect-box-wireless-tv

ちなみに去年のCES2024の展示レビューでこんな記事も上がっています。

https://www.theverge.com/24043060/smart-home-interface-map-view-samsung-lg-amazon-ces-2024

韓国のサムスンは、日本を無視してグローバルに「Smart Things」というスマートホームソリューションを展開しています。これは小難しいことを抜きにして住む人により良い生活体験を与えてくれるコネクテッドホームで、つながっていないアナログな住まいと比べると、オートメーションや生活シーンによって自分たちにパーソナライズされた挙動をしてくれます。

おそらく、頭でイメージするよりももっとすごい快適性なんだろうなと思うので、毎年注目されているサムスンの展示もしっかり見てきたいと思います!

今回は短めですが、帰国したらレビュー記事を書いてみたいと思いますので乞うご期待!

(閑話休題)愛嬌抜群&簡単飼育で人気爆発中のレオパでQOLが上がった話

日々の暮らしのQOLを上げてくれるテクノロジーについて紹介するこのブログ。僕はこの2024年9月に知り合いがレオパを飼っていて、手がかからずかわいいよと教えてくれたのがきっかけで、爬虫類の即売会イベントに行き、初お迎えしてから沼にはまり、3ヵ月で6匹になりましたが、日々癒されています。嫌いな方はごめんなさい💦

レオパの飼育にもスマートホームを活用して、自分たちが暮らすだけではなく、レオパ達にも役に立つもんだ!とさらにスマートホームの価値を感じています。

今日は、スマートホームではなく、レオパ達に焦点を当てて書いてみたいと思います。

レオパとは

爬虫類の世界には多種多様な生き物が存在し、中でも「ヒョウモントカゲモドキ」、通称「レオパ」は、人気の高い種類です。その愛らしい外見と性格から、世界中の多くの人々を魅了してきました。

レオパは、中央アジア(パキスタン、アフガニスタン、インドなど)を原産地とするヤモリの一種です。学名は「Eublepharis macularius」と呼ばれ、日本では「ヒョウモントカゲモドキ」の名で知られています。原種は幾つかありますが、様々な品種改良がされているのでカラーバリエーション(モルフ)がたくさんあることと、ぷくっとしたしっぽや手指の可愛さ、あと爬虫類には珍しく瞼があるので表情豊かなが人気の理由のひとつとなっています。

また、レオパは他の爬虫類と異なり、温度や湿度管理が厳密でなかったり、紫外線ライトなども不要、餌も数日に1回など、比較的飼育が容易なことから、ペット向けの種類としても注目されてきました。個性的な模様と愛らしい性格が魅力的で、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。

レオパの生態

レオパは主に夜行性の習性を持ち、岩山や荒れ地に生息しています。視覚よりも嗅覚に優れており、匂いや音で獲物を探します。雌雄で性的二型があり、オスには前肛孔やクロアカルサックといった特徴的な器官があります。繁殖期にはオス1頭に対し複数のメスを囲むハーレムを形成し、メスは1回2個の卵を年に2〜3回産みます。

レオパは脱皮を2〜3ヶ月に1回行い、尾に栄養を蓄えることができます。水さえあれば数ヶ月間生存可能で、肉食性のため昆虫などを餌としています。温度によって性別が決まる「温度依存性決定」の性質も持っています。

意外と寿命は長く、10~20年くらい生きるそうです。一般的な大きさは頭から尾の先まで20センチ前後になるようです。

レオパの品種改良

ペットとしての人気が高まるにつれ、レオパの品種改良も進んでいきました。ハイイエロー、タンジェリン、ブリザードなど、様々な模様や色彩のモルフ(品種)が生み出されてきました。一般的な黄褐色の地色に黒い斑点模様のほか、鮮やかなイエローやオレンジ、白い模様のものから、真っ黒なモルフまで数百種類も存在していますが、世界各国のブリーダーたちが日々、新しいモルフの交配に精を出しているようです。

我が家では、6種類それぞれ異なるモルフをお迎えしました。モルフの相性の良しあしもあるようで、掛け合わせると神経障害などが起こったり、腫瘍ができやすくなってしまったりするようなので注意が必要です。

僕は将来自家繁殖をしてみたいなと思ったので、生体を迎えるときは、ショップの人に聞きながらどのモルフの子を選ぼうか考えています。結局、色柄や表情や目が気に入った子をお迎えしてしまいますけどね(笑)

レオパの飼育

レオパは温厚な性格で飼育が比較的簡単な爬虫類ですが、適切な環境作りが何よりも重要となります。温度管理やケージ内のレイアウト、餌の与え方など、細かい点に気を付ける必要があります。

温湿度管理

レオパの飼育では、シビアではないとはいえ、温度管理は重要な要素と言えます。温度が高すぎても低すぎても危険で、25〜30度の適温、60~80%程度の湿度を保つのが良いとされています。温度勾配を作ることで、レオパ自身が温度を調節できるようにするのがおすすめです。

冬場はパネルヒーターや、断熱素材で工夫します。僕の家では上記写真ではわかりにくいかもしれませんが、DAISOで断熱アルミシート、メルカリで安いものですがパネルヒーターを敷いて温度管理しています。ケージの中に入れるアナログな温湿度計もありますが、我が家ではスイッチボット温湿度計をケージの裏に張り付けて内部の温湿度を測っています。

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ケージ環境

レオパの生息地を再現したケージ環境を作ることが大切です。夜行性なので昼間は寝ていることが多く、隠れ家を設置します。ペット用具メーカーのスドーのウェットシェルター(素焼きの植木鉢のような素材で水がためられる)が湿度調整もできて有名ですね。デザイン性の高いものや、即売会イベントでは、シェルター作家さんなどが様々なデザインのオリジナルを販売されてます。

床材にはペットシーツや専用のソイルやチップ床材を使うなどの工夫が必要です。ケージサイズはレオパのサイズによって変えるのが良いと思います。我が家では、メルカリで2000円くらいで購入したケージが、届いてみたらDAISOのアクリルボックスを加工したものだとわかったので2台目以降は自分でDIYしています。一定の高さがある方が、レオパ君たちのこんな様子が見れるので楽しいです。

そして、ひとつ前でも触れましたが、温度計や保温器具も適切に設置しましょう。

ケージ内のアイテム役割
隠れ家(シェルター)レオパが隠れる場所を提供
温湿度計温湿度管理
保温器具適切な温度を維持
給水ボウル水分補給の場を提供

餌とサプリメント

レオパは活餌を好みますが、冷凍餌や人工飼料も与えることができます。活餌の場合はコオロギやミルワーム、デュビアというゴキブリの一種(ダンゴムシみたいな見た目)などの昆虫類がおすすめです。与える頻度は年齢や個体差によって異なりますが、一般的には以下のようになります。

  • ベビー期(10cm未満): 毎日食べるだけ。でも数日おきでも可
  • ヤング期(10-20cm): 1〜2日おき
  • アダルト期(15-28cm): 2〜3日おき

餌に栄養のサプリメントを振りかけることで、必要な栄養を補給することができます。カルシウムの粉を振りかけるとよいといろんなサイトで見るので、僕も当初はかけてなかったですが、3回目くらいの展示会で売っているのを見かけたので購入しました。商品選びの際は、レオパ専用のサプリメントを選ぶのがおすすめです。

まとめ

よくXに写真を上げてしまいますが、レオパは表情や動き、仕草が何とも言えない独特の魅力があり、飼育経験の有無を問わず、多くの人に愛されている爬虫類です。温厚な性格と個性的な外見は魅力的ですが、適切な環境作りが何よりも重要となります。

実際飼ってみると、ウンチは小さいくせに結構リアルに臭いなとか思いますが、おしっこは白い尿酸で小さいうんちみたいな感じで一緒に出てきてそのうち固まるので、そんなに大変ではなかったりします。最初は人工飼料で行こうと思ってたのですが、最初にお迎えした2匹のうち片方が人口フードを食べなかったので、デュビアというダンゴムシのようなゴキブリの一種を与えたら食べてくれたので、それからは6匹ともデュビアで餌をあげています、

とにかくローコストで飼育環境が整うのと、餌やりが毎日ではなくてもよいので、飼育難易度が高くないから、ズボラだけど生き物好きな方にはピッタリです。初心者から上級者まで幅広い層に人気があり、適切な環境作りさえできれば、ペットとして飼育しやすいといえます。

個人的な趣味で飼い始めましたが、とても癒されてQOLが爆上がりしています。興味がある方は、ぜひレオパの飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。愛らしい表情に癒やされながら、この不思議な生き物の世界を体験できることでしょう。

QOLを高めて人生を豊かに!健康と幸せを手に入れる6+1の秘訣

 誰でも手軽にQOLを向上させるのに役立つ情報をと思い、このブログを立ち上げました。改めてよく耳にする「QOL」という言葉について考えてみようと思います。QOLとは、Quality of Life(生活の質)の略称で、単に長生きするだけでなく、健康で充実した人生を送ることを意味しています。本日のブログでは、QOLについて様々な角度から掘り下げ、その重要性と向上のための取り組みをご紹介します。

QOLとは何か?

QOLは、個人の生活の質や満足度を総合的に評価する概念です。WHOは1994年、「一個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待、基準、関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識」とQOLを定義しています。つまり、QOLは客観的な指標だけでなく、個人の主観的な幸福感や充実感を重視するのが特徴です。

QOLの構成要素

QOLは、身体的・精神的・社会的の3つの側面から成り立っています。具体的には、健康状態、日常生活動作(ADL)、社会参加、人間関係、経済状況、環境などが含まれます。これらの要素が適切に満たされていることが、高いQOLにつながります。

例えば、身体的な面では運動能力や疼痛の有無、精神的な面では不安やストレスの程度、社会的な面では友人関係や趣味の有無などが、QOLを左右する重要な要因となります。

QOLの重要性

QOLは特に高齢者や患者の方々にとって重要な概念です。健康状態が良くない場合でも、QOLを向上させることで、その人らしい生活を送ることができます。また、QOLが高いと、治療への積極性や生きがいにもつながるため、QOLの維持・向上は医療や介護の現場で大きな課題となっています。

一方で、一般の方々にとってもQOLは無視できない課題です。ストレスや睡眠不足、運動不足などが原因で、QOLが低下すると、仕事や日常生活に支障をきたす可能性があります。そのため、QOLを意識した生活習慣の見直しが求められています。

QOLを高めるための取り組み

QOLを高めるためには、様々な取り組みが行われています。個人レベル、医療・介護の現場、企業、社会全体といった様々なアプローチが重要となります。

個人レベルでの取り組み6+1

個人レベルでのQOL向上には、以下のような取り組みが有効です。

  • 適度な運動の実施
  • バランスの良い食事
  • 十分な睡眠の確保
  • 趣味や楽しみの継続
  • ストレス解消法の実践(瞑想、ヨガなど)
  • 良好な人間関係の構築

これらに加えて下のひとつを加えておきます。

  • テクノロジーの活用

それぞれの項目について、具体的な方法を見つけ、継続的に実践することが大切です。自分に合った方法を見つけることで、QOLが着実に向上していきます。このブログでは、上記の視点を、「テクノロジーを活用して」実現するための手段のひとつとして、「スマートハウス」や「スマート家電」や「アプリ」などを切り口にご紹介しています。

医療・介護現場での取り組み

医療・介護の現場では、患者や高齢者のQOL向上を目指した様々な取り組みが行われています。

取り組み内容
リハビリテーション運動機能の維持・向上を図り、ADLの自立を支援する
緩和ケアがん等の症状による痛みや苦しみを和らげる
栄養・口腔ケア適切な栄養摂取と口腔機能の維持を図る
認知症ケア認知症の進行を遅らせ、周りの理解を深める

このように、身体的・精神的な両面からのアプローチが重要となります。患者や高齢者一人ひとりのニーズに合わせた対応が求められています。

企業による取り組み

近年、企業においても従業員のQOL向上が注目されています。QOLが高いと、生産性の向上や従業員の定着率アップにつながるためです。企業は以下のような施策を講じています。

  • 健康経営の推進(定期健診、運動機会の提供など)
  • メンタルヘルスケアの充実
  • 柔軟な働き方の推進(テレワーク、時短勤務など)
  • 福利厚生の充実(休暇取得の促進、レクリエーション支援など)

従業員一人ひとりが心身ともに健康で、やりがいを持って働くことができる環境づくりが、企業の大きな課題となっています。

まとめ

QOLとは、単に長生きするだけでなく、心身ともに健康で充実した毎日を送ることを意味します。QOLを高めるためには、個人、医療・介護の現場、企業、社会全体での取り組みが不可欠です。自分自身で気をつけることはもちろん、家族や周りの人々のQOLにも目を向けることが大切です。

これらの活動の中で、一番手軽で大切なのは、「自分の」「自分たちの」「家族の」「ペットの」QOLだと思っています。そんな高尚なものでもなく、非日常的なものではなく、自分たちの暮らしのサポートをしてくれたり助けたりしてくれるモノやコト。そんな話をこれからもご紹介していきたいと思います。

意外な使い方がわかる!?「Alexa活用ガイド」

なんだかあっという間にAmazonブラックフライデーが終わってしまいましたね。毎年、この時期出費がかさむので、お気に入りリストやカートに入れておいて「あとで買う」と迷ってるうちにセール期間が終了してしまった・・・という方もいるのではないでしょうか?

暮らしのQOLを手軽に上げよう!という趣旨のこのブログ、今回は、「Alexa活用ガイド」についてご紹介していこうと思います。

「Alexa活用ガイド」とは・・・?

「Alexa活用ガイド」と聞いてピント来る方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?ご存知の方もいらっしゃると思いますが、そう、Amazonのメルマガで毎週金曜日に配信される活用アイデア集です。僕も毎回見ているわけではないですが、ビギナーの方やこれから買ってみようかな、、、という方向けに知ってもらえると導入ハードルが下がるかもしれないと思い、ご紹介させていただきます。

今回は、ちょうどブラックフライデーがあったからか、冒頭にこんな表示がされていました。

Amazonのドライバーの待遇問題で、ブラックフライデー前に、目黒区のアマゾンジャパンオフィスビル前で抗議行動をしたニュースがあり、それと同時に、僕たち消費者がアレクサに「ドライバーさんにありがとう」と話しかけると、ユーザー負担はなく、ドライバーさんに1回あたり、アマゾンから期間限定で追加報酬500円が支払われるとのこと。

実際話しかけてみるとこんな感じです。何回か注文してたので、何回もありがとうしてしまいました(笑)配達員さんたちにも感謝ですね。

どんどん増えるAlexaスキルが手軽にわかる

皆さんは「Alexaスキル」ってご存知ですか?「Alexaスキル」とは、Alexaのデフォルトの機能に加えて、サードパーティ(純正ではない外部の会社や個人)がAlexaを使って便利にしてくれる機能を追加していて、日に日に増えています。数年前に流行ったのが「ピカチュウトーク」ですね。「アレクサ、ピカチュウ!」というとピカチュウと話ができるスキルです。

出典:Amazonホームページ https://www.amazon.co.jp/b/?ie=UTF8&node=4788676051&ref_=topnav_storetab_a2s

Alexaに話しかけるフレーズのご紹介

最近のメルマガからいくつか面白そうなフレーズをご紹介します。

  • 「アレクサ、 ボイパして」
  • 「アレクサ、 5.5かける3.14は?」
  • 「アレクサ、 大好き」
  • 「アレクサ、 ダジャレ言って」
  • 「アレクサ、 牛乳は英語で何て言う?」
  • 「アレクサ、 やることリストに『宿題』を追加して」
  • 「アレクサ、 人魚姫のお話をして」
  • 「アレクサ、 何か楽しいことある?」
  • 「アレクサ、 花粉は飛んでる?」
  • 「アレクサ、 四コマ写真とって」
  • 「アレクサ、 絵本を読んで」(絵本ナビが厳選した人気の絵本10冊から読み上げ)
  • 「アレクサ、 明日の最低気温は?」
  • 「アレクサ、 ラジオ体操をかけて」(Amazonミュージック)
  • 「アレクサ、 どんなことができるの?」
  • 「アレクサ、 今日のポケモンは」
  • 「アレクサ、 今日のジョークを言って」
  • 「アレクサ、 おみくじ引いて」
  • 「アレクサ、 デリッシュキッチンでおつまみのレシピを教えて」
  • 「アレクサ、 いま何時?」
  • 「アレクサ、 今日の動物豆知識は?」 
  • 「アレクサ、 宇宙について教えて」 
  • 「アレクサ、 ドラえもん時報をひらいて」 
  • 「アレクサ、 Start Today’s English」マルチリンガルモードでお楽しみいただけます。 
  • 「アレクサ、 Kindleを読んで」 
  • 「アレクサ、 面白いこと言って」Alexaに色々話しかけてみましょう! 
  • 「アレクサ、 3分たったら教えて」 
  • 「アレクサ、 歌を歌って」
  • 「アレクサ、 何か楽しいことある?」
  • 「アレクサ、 好きな映画は何」
  • 「アレクサ、 ちょっとハッピーにして」
  • 「アレクサ、 日本人のノーベル賞受賞者は?」
  • 「アレクサ、 back numberをかけて」
  • 「アレクサ、 方言で告白クイズをだして」
  • 「アレクサ、 花火して」
  • 「アレクサ、 ちょっと怖いお話をして」
  • 「アレクサ、 設定画面にして」スクリーン付き端末の機能です。
  • 「アレクサ、 写真を撮って」スクリーン付き端末で対応します。

中には、若干微妙なものもありますが・・・(笑)

まとめ

今回は、Alexaに話しかけてできることのいくつかを、Amazon公式メルマガから抜粋してご紹介しました。いろんなブログなどで、使えるAlexaスキルが紹介されています。またの機会にこのブログでもご紹介しますね!ではまた!

使った人から得をする!スマートホームでQOLを上げよう④灯りが暮らしの質を変える

Aazonブラックフライデーも残すところあと3日!今日は、「光の重要性」についてのお話です。②の記事でスマートデバイスの種類を挙げて、順次解説記事を書いていますが、今回は、「スマート照明」でQOLを上げる手段について解説して行きたいと思います。

かくいう僕も、②の記事で書いたように、「スマートホーム」という言葉を知らなかったのですが、知人の勧めでスマート照明を使い始めたのがスマートホームの沼の入り口でした。それでは早速行きましょう!

灯りは暮らしの質を変える

⑤スマート照明

スマート照明はここでは、スマート電球のことを指します。いくつかのメーカーから出ていて、2024/12/4時点でAmazonで「スマート照明」と検索すると1ページ目にはこれくらい出てきます。

僕の自宅では、「Philips Hue」をメインに、エジソンスマートを一部、意匠照明としてナノリーフ、テーブルランプにYEELIGHTを1つ使っています。8年前に中古マンションを購入し、フルリノベーションするときに、Philips Hueで計画することは決めていました。Hueは、Wi-Fiルーターにブリッジというゲートウェイが必要なのと、ライトリボンという間接照明を入れたので、それ用の電源を用意してもらい、E26タイプの電球を使えるダウンライト器具を用意してもらい、天井は配線レールにスポットライトを用意して・・・と家づくりのタイミングでスマート照明を入れるしつらえをしましたが、普通にフロアランプだったり、シーリング用のスポットライトだったりと、工事関係なく使うことは可能です。

Philips Hueで感じる暮らしの光の重要性

実際にスマート照明「Philips Hue」で暮らしてみて良さを感じるのは、以下のようなポイントです。

  • 調光調色ができる(明るさと色温度を変えられる。アプリでもAlexaでも。)
  • 特に調色機能は、在宅ワークをするときと、くつろぐときのON/OFFの切り替えができる
  • オートメーション化できる(時間によって色温度を変える)
  • 壁につけている物理的な照明スイッチと関係なくアプリで照明グループをつくれる
  • 壁スイッチではなく「アクセサリ」のリモコンにもスイッチにもなる便利なものが
  • 人感センサーで任意の電球を最終検知から消えるまでの時間、反応した時の明るさや色が設定できる
  • エンタメ活用できるアクセサリを追加したことで、居心地の良い照明だけでなく、非日常感を味わえるように

実際、僕の家でリビングの調色シーンを変えるとこんな感じです。

アプリの画面でも直感的にニュアンスが伝わるかと思います。

オートメーション化すると、日中は青や白が強い光、夕方以降は日が沈むように暖色に変わっていきます。今まで蛍光灯のオンかオフ、0か100かしかなかった部屋の照明がこんなに暮らしの質を上げるものだとは思いませんでした。夜中まで夜更かししてても煌々とまぶしい白い光の蛍光灯は気分的に罪悪感を感じるのと、夜遅くなればなるほど疲れがたまっていたのですが、目に優しい雰囲気になるのでめちゃくちゃ居心地がよくなりました。

最近は、夜は間接照明のトーンを落として、ダイニングにエジソンスマートのスポットダウンライト(手前に写っている黒い筒状のもの)をつけてこんな感じにしています。

スポットライトがないご家庭でも、「間接照明」はオススメです。Philips Hueであれば、間接照明や天井照明で変えられなくても、テレビの後ろに貼れるものや、フロアランプの電球を変えて雰囲気をつくれるので、この3つがおすすめです。

もしくはシーリングライトにスポットライトをつけてメイン照明で使うならこちらがおすすめです。天井のシーリングライトwスポットライトに変えるレールは無印なら以下のもの(スポットライト器具別途)がお手頃ですね。リビングや子供部屋のライトを変えておけば、寝る時間になったら照明が70%にトーンダウンするとか、22時までに徐々に暗くなって自動で消えるといった設定も可能です。

アクセサリはこちらがおすすめです。すべて電池式です。ディマースイッチは、両面テープで壁に貼り付けられるので、壁スイッチがここに欲しいなという時や、リモコンとしても使えます。ダイヤルスイッチは、4つのシーンを割り当ててジョグダイヤルで明るさを変えらえれるので、ソファー近くに置いておくとスマホがなくても手軽に操作できます。モーションセンサーは玄関やトイレ、クローゼットなどの照明をHueに変えたらセットにして時間によって消えるまでの時間や点灯するときのシーンや明るさを変えられます。

我が家では、トイレの電気をHueにして、夜中起きても人感センサーで夜間照明くらいの明るさでしかつかない+最終検知から2分で消える、と設定していて、夜中のトイレ後の眠りにつくのがスムーズになりました。

まとめ

このように、照明によって室内の居心地の良さや暮らしのゆとりが生まれます。日本の家では照明はあまり重視されておらず、おしゃれな人が楽しむものと思われるかもしれませんが、とてもQOLをあげられるものになるので、是非試してみてください!

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